久保獲得へバルサは「何でもするつもり」 リバプール「優位」も…”古巣”の動きを海外注目
久保は今冬のステップアップ移籍も噂される
スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表FW久保建英は、イングランド1部リバプールからの関心が報じられている。今冬のステップアップ移籍も噂されるなか、バルセロナ専門メディア「Carpetas Blaugranas」は、育成年代を過ごしたクラブが再獲得に動く可能性を報じている。
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ソシエダのスペイン代表MFマルティン・スビメンディの獲得が報じられるリバプールだが、エジプト代表FWモハメド・サラーの後継者として久保にも関心を示しているとされる。久保の獲得を目指すリバプールは、移籍金を減らすためにイタリア代表MFフェデリコ・キエーザ、日本代表MF遠藤航を交換に出す考えがあるとも報じられた。
そんな久保に対して、バルセロナも関心を高めている。記事では「ジョアン・ラポルタ会長とハンス・フリック監督は、特にチームの刷新が必要な時期に彼の多様性とクオリティーが理想的だと感じている。ただし、バルサは財政面の限界が運営を複雑にしている。リバプールのオファーに対抗するためには、創造性を発揮して支払いを遅らせるか、交渉に選手を含める必要がある」と伝えた。
一方ソシエダについては「簡単にスターを手放す考えはない。6000万ユーロ(約97億円)の契約解除金があるクラブは優位にある。彼らは選手をプロジェクトに不可欠なピースと評価しており、放出は多大な損失になると考えている」とした。
そのうえで「久保の争奪戦は、次の移籍市場における大きな物語の1つになることが予想される。リバプールもバルサも、自分たちのプロジェクトのための重要なピースと見なしており、彼を獲得するために必要なことは何でもするつもりだ。リバプールは経済面で優位にあり、先発としてより重要な役割を与えられる。バルサにはつながりがあり、持ち味を最大限に引き出せるプレースタイルを提供できる」と、両者が久保を獲得する際のメリットについても分析した。
そして「久保にとっても決断は簡単ではない」と本人にとっても大きな決断になると予想。「リバプールはプレミアリーグで輝く機会を与えてくれる。一方で、バルサがスタートを切った場所に戻る可能性を与えるとともに、野心的なプロジェクトを参加する可能性を提示している。彼がどのようなスターであろうとも、タケ・クボはヨーロッパのサッカーシーンでスターになることが運命づけられている」と期待を高めていた。
世界中のビッグクラブも関心を寄せる久保。まだ23歳のレフティーは、今後、どのようなキャリアを歩んでいくのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)