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リバプールの”飛車角”がサウジ行き? 大型補強の画策を海外報道「夢の攻撃陣」
アル・ヒラルがサラーとファン・ダイクに関心
イングランド1部リバプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーは、今シーズン限りでクラブとの契約が満了を迎える。夏の移籍市場でサウジアラビア1部アル・ヒラルへの移籍が報じられてきたが、同クラブはリバプールの守備の要もチームに加える可能性があるようだ。スペインメディア「Fichajes」が報じている。
2023年の夏にブラジル代表FWネイマールを獲得したアル・ヒラルだが、ブラジル代表の10番はコンディション不良でシーズン後半戦の登録メンバーから外れ、シーズン終了後には退団することが確実視されている。そんなアル・ヒラルは、ネイマールの代わりになる選手として、リバプールで今季公式戦29試合21ゴール17アシストと、異次元の活躍を見せているアタッカーをリストアップしているようだ。
これまでもサウジアラビアからの強い関心を報じられてきたサラーだが、ここに来てアル・ヒラルは、リバプールの守備の要にも触手を伸ばす可能性が伝えられている。今回、サラーとともにアル・ヒラルが獲得に動く選手として名前が挙がったのは、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイク。リバプールのキャプテンは、サラー同様に今季限りでクラブとの契約が満了を迎える。
記事では、「サラーがサウジのクラブに加入すれば、契約満了とともに去るネイマールが空ける穴は完ぺきに埋まるだろう。突出した得点能力と視野で、エジプト人ストライカーはアレクサンダー・ミトロヴィッチ、マルコム、セルゲイ・ミリンコビッチ=サヴィッチらが構成する夢の攻撃陣に完璧にはまる」と伝えた。
また、「ファン・ダイクが加入すれば、DFカリドゥ・クリバリとのコンビによってサウジのクラブの守備ラインが強固になる。オランダ代表のCBは、リーダーシップと守備力をもたらし、レナン・ロディ、ジョアン・カンセロといった有名選手がいる守備を強化する。彼の経験と堅実さは、リバプールでも基盤となっているが、アル・ヒラルも彼らのスポーツプロジェクトに、それをもたらそうと考えている」と、プレミア首位クラブの中心選手をチームに据える意義を報じた。
実現すればリバプールの飛車角取りといえるような補強だ。これはサウジ国内リーグで結果を出すためだけではなく、今年アメリカで開催されるクラブW杯を見据えたものとみられている。サラー、ファン・ダイクを加えたクラブが、この大会で結果を残すことで、サッカー市場に革命を起こし、より多くのスター選手たちにとってサウジアラビアのリーグが魅力的な目的地であることを示す狙いもあるという。
世界中のスター選手を集めているサウジアラビアリーグだが、リバプールの象徴ともいえる2選手も、アル・ヒラルへ移籍することになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)