佐野にヘンリクセン監督が称賛

　ドイツ1部マインツのMF佐野海舟は持ち前のデュエルの強さをブンデスリーガの舞台でも発揮し、存在感を示している。チームを率いるボー・ヘンリクセン監督によれば、「練習で対戦するのが最も難しい」選手が佐野だと評価されているという。

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　今季からブンデスリーガに初挑戦している佐野。開幕から17試合連続で先発出場を続け、中盤センターのファーストチョイスとして活躍している。

　リーグ公式サイトによれば、デュエル勝利数は194回でリーグ4位。これほどのデュエル勝利数を記録しているなかで、未だにカードは0枚とクリーンなプレーを続けている。また、総走行距離は195.3kmでリーグ9位、インテンシブランは1358回でリーグ10位にそれぞれランクインしている。

　ドイツ紙「フランクフルター・アルゲマイネ」によると、マインツのヘンリクセン監督は中盤でコンビを組む佐野とMFナディエム・アミリに対し、お互いにもっとコミュニケーションをとることや佐野が守備に役割に縛られないようにすることを要求してきたという。そして、それが佐野のより質の高いパフォーマンスを発揮する転機になったと伝えている。

　そして、同紙によれば、指揮官は佐野について「他の選手は練習で対戦するのが一番難しいのはカイシュウだと言っている。彼は非常に速く、テクニックにも優れているからだ。他の選手に休息が必要な時には深い位置まで戻ることもできる」と24歳のMFへ惜しみない賛辞を送っていた。