「おまえ明日からニューヨークに行け」 日本とは別世界…吉田麻也が明かす驚きの制度

米国で活躍する元日本代表DF吉田麻也が「内田篤人のFOOTBALL TIME」に出演
米国では、野球、アメリカンフットボール、バスケットボール、アイスホッケーが4大スポーツとされている。サッカーは残念ながらこの中には含まれていないが、メジャーリーグサッカー(MLS)ではアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを筆頭に、元ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、元ドイツ代表FWマルコ・ロイスら、世界的なスター選手もプレーしている。
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スポーツビジネスが発展しているアメリカのサッカーリーグであるMLSでは独自のルールもたくさんある。MLSのLAギャラクシーに所属する元日本代表DF吉田麻也が、スポーツチャンネル「DAZN」の「内田篤人のFOOTBALL TIME」で、Jリーグにも参考になるかもしれない、独自ルールを紹介した。
MLSには29クラブ(アメリカ26クラブ、カナダ3クラブ)が在籍して東地区と西地区に分かれてリーグ戦が行われている。日本のプロ野球のように交流戦もあるため、東地区と西地区のクラブが対戦することもある。
また、各チームには給与総額の制限を課すサラリーキャップが採用されているが、3人だけこの枠を超えた契約を結ぶことができるようになっており、メッシやスアレスらは、この枠が適用されている。また、外国人枠も設けられているが、それを使わないクラブは他クラブに外国人枠を売却することができるという。
さらに吉田は「トレードあります。急に」と言い、元日本代表DF内田篤人氏が「急に? 『じゃあ、おまえ明日からニューヨークに行け!』っていうことがあり得る?」と聞くと、前日本代表キャプテンは頷きながら「あり得る」と答えた。
新人選手を獲得する際には日本のプロ野球でおなじみのドラフトが行われており、D.C.ユナイテッドに所属するMF木島萌生はドラフトでMLS入りを果たした。また、今冬は2025年から新たにMLSに加わるサンディエゴFC向けに拡張ドラフトが行われ、サンディエゴFCは他クラブでプロテクト(保護指定)されていない選手を5人獲得できたという。木島は4人目で指名されたが、すぐにD.C.ユナイテッドが40万ドル(約6300万円)を支払って、獲得を発表したという。
内田氏は「鬼じゃん」と驚いたが、吉田はMLSのホワイトキャップに所属するGK高丘陽平とともに「ビジネスです」と当然といった顔で即答。内田氏も「ビジネスだねえ」と頷くしかなかったが「良いところを取り入れたいね、Jリーグでも」と、Jリーグの盛り上がりにつながるものは、導入していくべきという考えを示した。
(FOOTBALL ZONE編集部)