名門校卒20歳がついに…日本人“股抜き弾”を海外絶賛、わずか21分で「信頼に応えた」

福田師王が途中出場からブンデス初ゴールを決めた【写真:岩本大成】
福田師王が途中出場からブンデス初ゴールを決めた【写真:岩本大成】

ボルシアMG福田師王がブンデス初得点、限られたチャンスでの一発を現地称賛

 ドイツ1部ボルシアMGは1月14日、ブンデスリーガ第17節でヴォルフスブルクと対戦した。ボルシアMGは1-5で敗れたが、この試合に途中出場したFW福田師王がブンデスリーガ初ゴールを記録。ドイツメディア「Gladbach Live」は、福田に先発出場の機会が与えられる可能性が高まったと伝えている。

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 待望のブンデスリーガ初ゴールは、試合終了間際に決まった。後半25分からピッチに立った福田は、スルーパスに抜け出してGKと1対1になると、冷静に右足のインサイドでGKの股を抜くシュートを決めてゴールネットを揺らした。チームは1-5の大敗を喫したが、2023年に高校サッカーの名門・神村学園(鹿児島)から加入したストライカーが、ついにトップチームで初ゴールを記録した。

 この試合ではここまで全16試合で先発出場していたFWティム・クラインディーンストがコンディション不良のためメンバー外となり、FWに誰が起用されるかが注目されていた。先発には24歳のチェコ代表FWトマーシュ・チュワンチャーラが抜擢されたが結果を残すことはできなかった。

 記事では「普段はボルシアMGのU-23チームで起用される日本の宝石は、週末に行われたホームでのバイエルン・ミュンヘン戦でシーズン初出場を果たしたばかり。だが、次の節目はヴォルフスブルク戦できた。後半25分に途中出場して、これまでで最も長い出場時間を与えられると、福田はその信頼に応えた。0-5で迎えた後半44分にロングボールに抜け出して得点を決め、最終結果を1-5とした。2023年に日本の高校からボルシアMGに加入した若いプロ選手にとってプロでの初ゴール。FWの控えであるチュワンチャーラが逃したチャンスを、福田は生かし、効率性を示した。チュワンチャーラは1点を取るのに16試合を擁しているが、福田はわずか21分(2試合)しか必要としなかった」と、ポジションを争うライバルとの決定力の差を伝えた。

 さらに「初ゴールを決めたからといって、日本人選手がこの数字を維持して、途中出場してすべての試合でゴールを決めるわけではないだろう。それでも、この若者は、チャンスを生かせなかったチュワンチャーラよりも、強く確かな自信を得ることになった」とし、「レバークーゼンとの試合までにクラインディーンストが回復しなければ、監督は新たな決断を下さなければならない。ヴォルフスブルク戦の大敗を受けて修正は不可避であり、選手起用にも変更が考えられる。ブンデスリーガでの経験が少ないため、土曜日に先発する可能性は低いと見られている福田だが、初ゴールを決めた今は状況が変わったと言える」と、初先発の可能性が高まったとしている。

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