22歳日本人がビッグクラブへ「時間の問題」 欧州で躍動に海外注目「世代最高の一人になれる」
パルマの鈴木彩艶に海外が注目
日本代表GK鈴木彩艶が、初挑戦のセリエAで確かな成長を見せている。今季からイタリア1部パルマでプレーする22歳の守護神は、かつて同クラブで活躍したレジェンドの元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォン氏のように世界的なGKになると高い評価を与えられていた。
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鈴木は昨年7月にベルギー1部シント・トロイデンからパルマに完全移籍。元日本代表MF中田英寿氏に続くクラブ2人目の日本人選手となった。開幕からレギュラーに定着し、出場停止だった第4節ウディネーゼ戦を除く19試合に出場している。
海外のデータサイト「FOTMOB」は「セリエA初の日本人GK」として、鮮烈なインパクトを残す鈴木を特集。パルマは現在20チーム中16位と苦戦を強いられているなかで、鈴木はセリエAで5位タイとなる1試合平均3.3回のセーブを記録。セーブ率は67.4%と高い水準を誇る。また、ゴール期待値から実際の失点数を引いた「Goal Prevented」は「2.1」で、ジェノアのニコラ・レアーリ(5.7)、ヴァニャ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチ(3.7)に続くセリエA3位の数字となっている。
記事では鈴木の急成長ぶりについて「セリエAでトップクラスのシュートストッパーとしての名声を得るのに時間はかからなかった」と紹介され、さらに「ブッフォンの足跡をたどり、世代最高のGKの一人になれると信じる理由がある」とパルマからユベントスへ渡り、世界最高のGKに上り詰めたレジェンドに重ねて、世界的なGKになれるポテンシャルがあると太鼓判が押されていた。
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドやドイツ1部バイエルン・ミュンヘンからの関心などからの関心も盛んに報じられているなかで、「パルマを離れ、ヨーロッパのビッグクラブへ行くのは時間の問題」とまで評価されている鈴木。森保ジャパンでもレギュラーの座を掴む男のさらなる飛躍から目が離せない。
(FOOTBALL ZONE編集部)