モナコ南野”ゴール取り消しに”監督嘆き「不当だ」 映像確認で「VARあったら違っていた」
モナコがフランス杯敗退、南野のゴールが取り消しの不運も…
日本代表MF南野拓実が所属するフランス1部ASモナコは、1月14日のクープ・ドゥ・フランス(フランス杯)のラウンド32で日本代表MF伊東純也と同MF中村敬斗が所属するフランス1部スタッド・ランスと対戦した。試合は1-1のまま、PK戦の末にランスが3-1で勝利したが、モナコのアドルフ・ヒュッター監督は、南野のゴールがオフサイドで取り消しになった場面とPKを与えられなかった場面について、VARがあれば違っていたと、判定への不満を漏らしている。海外メディア「ONE FOOTBALL」が指揮官のコメントを報じた。
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大会規定で先発11人が1番から11番の背番号を付けることから、南野はリーグ戦の18番ではなく、10番を背負ってこの試合に臨んだ。0-0出迎えた前半13分、最終ラインの裏を狙う南野は、FWブレール・エンボロのスルーパスを受けてゴールネットを揺らす。しかし、これはオフサイドと判定されて得点は認められなかった。
さらに1-1で迎えた後半28分にも、エリア内でこぼれ球に反応した南野が相手DFに倒されたがPKは与えられず。結局、1-1のまま決勝ゴールは決まらずにPK戦の末にモナコは敗退となった。
試合後の会見でヒュッター監督は「VARが持ち込まれていたら、ゴールは認められていただろう。特に何もない、明白な場面だったが、タキはオフサイドではなかった。もし、あの時点で0-0でなくなっていれば、多くのことが変わっていただろう。いくつかの場面で私たちは不利だった。最初のゴールの場面でタキはオフサイドではなかったし、別の場面で彼はPKももらえたはずだった。VARの助けなしで審判が判定するのは難しかったかもしれないが、これは言い訳ではなく事実だ。今夜の私たちには運がなかったが、3つのPKを外した責任は取らないといけない」と、自身の見解を語った。
さらに、映像を確認したのかと聞かれると、「もちろん、ついさっき見てきた」と言い、ゴールが不当に取り消されたと繰り返した。そして「エリア内でのファウルの場面も同じだ。動画を見ればPKだったことは明白だ。いろいろあったが、私は審判に文句を言う監督ではない。試合が終わった今となっては無意味なことだからだ」と言いつつも、「ただVARの助けがあれば、私たちはゴールが認められて、PKも与えられていた」と、恨み節は止まらなかった。