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21歳日本人が「危険な存在」 英で2戦連発…監督が唸った一撃「本当に上手く決めた」
バーミンガム横山歩夢が公式戦2試合連続ゴール
日本人FW横山歩夢が所属するイングランド3部バーミンガムは、1月14日に行われたEFLトロフィーのラウンド16でスウィンドン・タウンと対戦して2-1で勝利し、準々決勝進出を決めた。横山は先発出場して1得点を挙げ、チームの勝利に貢献。クリス・デイビス監督は、横山を「1対1のスペシャリスト」と表現するとともに、彼をよりチームとして生かすことの必要性に言及した。英メディア「Birmingham Live」が報じている。
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11日に行われたFAカップ3回戦のリンカーン・シティ(3部)戦でも先制ゴールを挙げた21歳の横山が、2試合連続で結果を出した。リンカーン・シティ戦から中2日で迎えた一戦で、横山は再び先発出場すると後半4分にゴールを奪う。高い位置で相手のボールを奪ったFWアルフィエ・メイからエリア内でパスを受けると、冷静にボールをコントロールして左足でゴールネットを揺らした。ゴールを決めた直後には、チームメイトたちとアイスコールドセレブレーションを見せてゴールを祝った。
その後、両チームが1点ずつを取り合い、バーミンガムは準々決勝に進出。「Birmingham Live」は「主役を演じた日本人ウィンガー、横山を『1対1のスペシャリスト』と称賛」と綴り、デイビス監督のコメントを紹介。同監督は「ピッチ状態を考えると、私たちのサッカーを展開するのは簡単ではなかったが、出来は良かった。特に左サイドで歩夢がかかわった時はね。彼は本当に危険な存在だ。私たちが先制して、これで試合が終わると思われたが、相手に追いつかれた。最後にちょっとしたドラマがあったが、決勝点には満足している」と、試合を振り返るなかでも横山の出来が突出していたとコメントした。
EFLトロフィーで5試合すべてに先発出場している横山は、この大会で3得点を記録してチーム得点王となっている。横山について、デイビス監督は「彼は本当に上手くゴールを決めた。ゴール前に入り込んだ時、少しだけ考える時間があったが、彼は非常に落ち着いてゴールを決めたように見えた。彼は良くやってくれている。まだ適応の途中で、学んでいる最中だが、ダイレクトなプレーが多くフィジカルが強いここでの試合は彼にとって難しいかもしれない。スウィンドンの右サイドバックは、なんとしても彼の背中を見たかっただろう。ほとんど毎回、彼がボールを持つたびに後ろを追いかけていったからね。彼は1対1のスペシャリストであり、私たちは彼を活用して、それを基盤にしていくことが必要だ」と、横山の1対1の強さをチームとして生かして行く考えがあると語った。
カップ戦で与えられた出場機会で結果を残している横山。リーグ戦では8試合連続で出場機会を与えられない難しい時間も過ごしたが、この活躍が続けばシーズン後半戦ではリーグ戦でもピッチに立つ機会を得られるはずだ。