26年W杯、北米大陸の隣国3カ国で共同開催も アメリカ、カナダ、メキシコが立候補と英紙報道

視察を経て20年5月に開催地決定

 北中米カリブ海サッカー協会のヴィクトル・モンタリアーニ会長は、そうした懸念を否定するコメントを発している。

「カナダ、米国、メキシコは共同開催を目指しており、その議論は続いている。非常にエキサイティングな提案だ。我々はそれについて肯定的な発言をしているだけであり、サッカーが各国を結集するためにできることがあると、強く示している。サッカーは多くの人々が嫌うすべての種類の政治体制を上回る。サッカーとサッカーの指導者は、それに対処して上回るように行動する」

 FIFAでは、26年大会に対して来年12月まで立候補期間を設けている。その間に手を挙げた開催地に対して19年から20年初めにかけて視察などが行われ、開催地の決定は20年5月に予定されている。

 86年メキシコ大会では、高地にあるスタジアムが多いことから選手への負担が大きいという問題が発生。さらに94年アメリカ大会では、その国土の広さによる移動負担と欧州のゴールデンタイムに合わせたキックオフ時間により酷暑のゲーム多発で批判が多く寄せられた。15年女子W杯が開催されたカナダでは、人工芝のスタジアム使用の是非が選手サイドから持ち上がった。こうした諸問題を3カ国共催となればクリアしていかなければならない。

 

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