相手欺くまさかの”切り返し”「予測できなかった」 国立の観客もざわついた…高校生の「巧みなターン」
前橋育英が同点弾
第103回全国高校選手権サッカーの決勝が1月13日に国立競技場で行われ、前橋育英(群馬)と流通経済大学柏(千葉)が対戦した。先制を許したものの、華麗なターンからMF黒沢佑晟の華麗なターンから前橋育英の同点ゴールが前半の内に生まれている。
前橋育英と流経大柏の顔合わせは、くしくも第96回大会の決勝と同じカード。当時は前橋育英が競り勝って初優勝したなか、リベンジを誓う流経大柏が前半12分に先制。1点ビハインドとなった前橋育英の反撃は同31分だった。
大きな展開から右の深い位置で黒沢がボールを拾う。ゴールを背に向けた状態から、相手のプレッシャーを巧みにかわすエンドライン付近での足裏ターンが決まり突破。黒沢が上げたクロスを2年生MF柴野快仁が頭で合わせて試合を振り出しに戻した。SNS上でも「視線で騙した」「お見事」「レベル高い」「予測できなかった」「巧みなターン」といった賞賛の声が届いていた。
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