レアル「7冠の夢に終止符」 宿敵バルサに屈した5失点…大敗に監督嘆き「ひどい守備」

バルセロナに5失点で大敗したレアルのアンチェロッティ監督【写真:ロイター】
バルセロナに5失点で大敗したレアルのアンチェロッティ監督【写真:ロイター】

スーペルコパ決勝で2-5の敗戦

 4チームのトーナメント形式で争われたスペインのスーペルコパ・デ・エスパーニャの決勝が現地時間1月12日にサウジアラビアで行われた。バルセロナとレアル・マドリードによるライバル対決となった一戦はバルセロナが5-2と大勝を収め、2大会ぶりのタイトルを獲得。レアルの“7冠”を阻んだ。

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 前半5分にレアルがFWキリアン・ムバッペのゴールで幸先良く先制したが、バルセロナも同22分、FWラミン・ヤマルが決めて同点に。さらにバルセロナはMFガビが倒されて得たPKをFWロベルト・レバンドフスキが確実に沈め、同36分に逆転。その3分後にはFWハフィーニャのヘディング、さらにアディショナルタイムにはDFアレハンドロ・バルデの左足のシュートで追加点を奪うなど大量リードを奪った。

 後半3分にハフィーニャの追加点でダメ押したバルセロナは、ムバッペに対するファウルでGKヴォイチェフ・シュチェスニーが退場となったものの、その後のレアルの反撃をFWロドリゴの直接FKによる1点に抑え、5-2で勝利した。

 スペインメディア「エル・デスマルケ」は「バルセロナがレアル・マドリードの7冠の夢に終止符を打つ」と見出しで結果を報じた。レアルは今季すでにUEFAスーパーカップとFIFAインターコンチネンタルカップを制し、それに続く3つ目のタイトルに向かう決勝戦だったが、そこにバルセロナが立ちはだかる格好となった。残るタイトルはラ・リーガ、国王杯、UEFAチャンピオンズリーグ、そしてFIFAクラブ・ワールドカップとなる。

 スペイン紙「AS」によれば、カルロ・アンチェロッティ監督は試合後の記者会見で「いい守備ができるかどうかが重要な試合だった。我々の守備はひどいもので、バルセロナが勝利に値した。彼らは我々よりよかった」と5失点したディフェンスの課題を指摘。「Movistar」のテレビインタビューに対しても「我々のひどい守備が試合を台無しにしてしまった」とこぼしていた。

 プライドと重要なタイトルを懸けた大一番だったが、レアルにとってはバルセロナとの大きな差を見せつけられる屈辱の結果となった。

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