中国の家電大手企業がFIFA公式スポンサーに チャイナ・マネーがW杯アジア枠拡大の要因か

中国の家電大手ハイセンス社が6日にFIFA公式スポンサーとなったことを発表

 サッカー界にさらなる“チャイナ・マネー”の流れが押し寄せている。中国の家電大手ハイセンス社は、6日にFIFA(国際サッカー連盟)の公式スポンサーとなったことを発表している。中国の英字メディア「チャイナ・デイリー」が報じた。

 ハイセンス社は2017年コンフェデレーションズカップ、翌18年ワールドカップ(W杯)ロシア大会において、グローバル・マーケティングおよび広告活動を展開するという。昨年3月には商業不動産大手の大連万達集団が初めて中国企業としてFIFAのトップスポンサーとなっていた。

 FIFAは前会長のゼップ・ブラッター氏による汚職事件によりイメージが急速に低下。14年末でエミレーツ航空やソニーといったトップスポンサーが契約満了となり、スポンサー探しが難航していた。そこにきて、2年連続で中国企業がその座に収まることになった。

 中国企業ではアリババグループが15年からFIFAクラブワールドカップのトップスポンサーの座についている。これにより、FIFAが主催する年代別でない大会の世界一を決める大会では、クラブも代表も中国企業がトップスポンサーを務めることになったが、そうした背景もあってか、W杯出場枠拡大でアジア大陸は優遇措置を受けることになりそうだ。

 

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