岡山、新スタ“完成予想図”を初公開 J1レベル「10億円」アップ3つの秘策を説明

岡山の森井悠社長【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
岡山の森井悠社長【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

岡山市内で新体制発表会見を実施

 J1に初昇格したファジアーノ岡山は1月11日、岡山市内で新体制発表会見を行い、2025シーズンの方針を森井悠社長が説明した。クラブにとって初挑戦となる舞台でまずは“J1規模”を目指す。森井社長は3つのポイントを挙げ、新スタジアム構想についても言及。「完成予想図」が初公開された。

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 岡山にとって大きなチャレンジが始まる。J1定着に向けてユース所属の2種登録選手2人を含めた新加入選手12人。2022年から指揮を執る木山隆之監督が続投し、9日から始動した。

 この日行われた新体制発表会見では、森井社長が壇上に立って、今後の方針を説明。まず「2025シーズンをJ1定着の礎を築く年とする」とし、育成環境の整備を加速化させるなどクラブ運営に力を入れる。

 2つ目は「売上30億円の早期達成と、最速3期での売上40億円を目指す」。現在は20億円規模で昨季の赤字は4000万円。すでに今季のシーズンパスはクラブ史上初の完売を記録しており、6億円の入場料は見込める。昇格によりグッズ売り上げ、広告料の増額で30億円は見込めるが、現施設では入場料は8億円が最大値と見ている。

 そのため3つ目は「フットボール専用スタジアムの議論を進め、機運を醸成」することを目指す。昨年スタートを切ったピースウイング広島やピーススタジアムなどに続いて臨場感ある専用スタジアムの建設を目指す。現在のシティライトスタジアムは1万5500人が収容上限。満員でもJ1平均値の2万人を大きく下回っており、“J1規模”のスタジアム建設の議論を進める構えだ。

 森井社長は「このクラブで施設を実現するきっかけになるのでJ1アウェーでフットボール専用スタジアムを見てほしい」とファン・サポーターに訴えた。クラブとしてもJ1へ定着するため、早急にビジョンを描く。新スタジアム実現へ、岡山にとっては重要な1年となりそうだ。

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