現在リーグ3位のアトレチコ、8日に首位レアルとのマドリードダービー

　スペインの首都、マドリードを本拠とするレアル・マドリードとアトレチコ・マドリードが激突する「マドリードダービー」が現地時間8日に開催される。そのダービーと12日のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）準々決勝を前に、アトレチコの闘将ディエゴ・シメオネ監督は、選手だけでなくファンに向けても“喝”を入れたとスペイン紙「マルカ」が伝えた。

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　アトレチコは現在勝ち点71で、首位に立つレアルを同10差の3位で追っている。シーズン中盤は勝ち点を積み重ねるのに苦労したものの、4日の第30節レアル・ソシエダ戦の1-0勝利でリーグ戦5連勝と勢いに乗る。2位にバルサがいるものの、奇跡の大逆転優勝を果たすためには勝利のみが求められる一戦ということもあり、ロジブランコス（アトレチコの愛称）には決戦ムードが漂っている。

　特に気合十分なのは、やはりシメオネ監督だ。過密日程を踏まえて、今週のトレーニングでトップチームの練習参加は7人だけにするなど、ダービーやUEFAチャンピオンズリーグ（CL）を見据えた采配を振るっている。そして今度はアトレチコを愛する人々の闘志に火をつけようと、ソシエダ戦後にファンに向けてこんなメッセージを発したという。

「おう、お前ら、まだ眠っているのか？　チームを長い間応援することを忘れていたのか、そのうちレアル・マドリードのファンのようになっていくだろう。サンドウィッチを手にするのはやめて、叫べ。それはもうほとんど終わったようなものだ」