香川が復活へゴールを渇望 PKキッカー志願も

 

「自分自身、しっかりと欲を出すことは大事」

 

 日本代表MF香川真司(ドルトムント)が16日のアジアカップ1次リーグ第2戦のイラク戦以降、状況によってPKキッカーを志願する可能性を示した。

 16日夜、高温多湿のイラク戦の舞台、ブリスベンで非公開練習を終えた香川はPKキッカーという役割について口を開いた。

「決まり事がある。あとは自分自身、しっかりと欲を出すことは大事。そこまで出しすぎず、チームの決まり事はあるのでそれは尊重する。圭佑もずっと蹴っているから」

 香川は12日のパレスチナとの初戦の前半42分、エリア内で相手に倒され、自らPKを勝ち取った。だが、キッカーを務めたのはFW本田圭佑(ACミラン)。あまりに早く相手GKが動いたため、ガラ空きになったゴール中央に冷静に流し込んだ。

 ハビエル・アギーレ監督はPKキッカーに本田を指名しているという。そこであまりに強く要求し過ぎて独善的になることは良くないとしながらも、PKを蹴ることを主張する可能性については「そうですね、その時の状況ですけど」と香川。“蹴りたい”と自己主張する重要性も感じているようだ。

 そこには復活にかける足がかりを模索する強い気持ちがある。

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