電撃解任→世界的レジェンドを監督に招聘 1938年以来のW杯へ…6月には日本代表と対戦
インドネシア代表監督にクライファート氏が就任
インドネシアサッカー協会(PSSI)は1月8日にインドネシア代表の新監督に元オランダ代表FWパトリック・クライファート氏が就任したことを発表した。ドイツ移籍専門サイト「Transfermarkt」が報じている。
PSSIは6日、シン・テヨン監督の解任を電撃的に発表。声明では「今回の決定は代表チームの結果と長期的な目標について慎重に検討し、評価した結果」と、2027年までの契約を残していた韓国人監督の解任について発表していた。
昨年1月のアジアカップカタール大会でベスト16入りを果たしたインドネシアは、現在、初めてワールドカップ(W杯)アジア最終予選に進出している。その最終予選では日本と同じグルーブCに入っており、11月にはサウジアラビアに2-0で勝利を挙げて同予選初勝利を記録。現在は大混戦のグループで3位につけ、独立前の1938年以来のW杯出場の可能性も残している。
そうしたなかで驚きの解任となったが、「Transfermarkt」によれば、PSSIのエリック・トヒル会長は「私たちは、選手たちが納得する戦略をより適切に実行でき、より優れたコミュニケーション能力を持つリーダーの必要性を認識していた」と説明していた。そして8日にクライファート新監督の就任が発表されている。
PSSIはクライファート監督と2027年までの2年契約を結んだことを発表し、契約延長オプションもあるという。また、オランダ出身のアレックス・パストール氏、デニー・ランザート氏といったアシスタントコーチに支えられるようだ。
2014年のW杯ブラジル大会でオランダ代表のアシスタントコーチを務めていたクライファート氏は、1月11日にインドネシアに到着し、翌日にお披露目されることになるという。6月には日本代表とも対戦を残しているインドネシアは、どのようなチームへと変わっていくだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)