DFなのに…股抜き50mドリブルで翻弄「意味わからん」 高校生が「スペインのSBみたい」

静岡学園SB鵜澤浬【写真:徳原隆元】
静岡学園SB鵜澤浬【写真:徳原隆元】

静岡学園SB鵜澤浬のドリブル突破が反響

 第103回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝で、静岡学園(静岡)は東福岡(福岡)に0-0からのPK戦の末に敗れ、3度目の全国制覇は叶わなかった。テクニックを重視した“静学スタイル”が封じられたものの、個人技から局面を打開するシーンで会場を沸かせ、DFながらも華麗な股抜き突破から局面を打開したワンシーンに「意味わからん」「スペインのSBみたい」と、ファンから熱視線が注がれている。

 東福岡の堅守を崩せなかった静岡学園だが、ひと際注目を集めたのが左サイドバックの鵜澤浬が見せたワンプレーだ。前半32分、自陣左サイドでボールを持つと、持ち前の攻撃力を発揮。ドリブルで縦に進むと、右斜め前方にいた相手の股を通す突破で局面を打開する。中央へ侵入し味方へパスを預けたところからシュートへつながった。

 得点にはつながらなかったが、自陣からおよそ50メートルを駆け抜けた股抜きドリブルにファンからは「意味わからん」「スペインのSBみたい」と驚きの声が続々。鵜澤はDFながらも積極果敢なプレーが持ち味で、3回戦の高川学園(山口)戦ではDFを剥がず突破から2点目をお膳立て。準決勝でその姿を見られないのは残念だが、観る者を魅了する攻撃的なプレーで痕跡を残した。

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