静岡学園、東福岡、流済大柏…高校選手権ベスト8校決定 プレミア王者の大津が敗退
首都圏4会場で3回戦の8試合を実施
第103回全国高校サッカー選手権は1月2日に首都圏4会場で3回戦の8試合を行い、静岡学園(静岡)、東福岡(福岡)、流通経済大柏(千葉)などのベスト8進出が決まった。
浦和駒場スタジアムの第1試合では、3大会ぶり23回目の出場となった東福岡(福岡)が阪南大高(大阪)と対戦。前半8分に伊波樹生が挙げた先制点を守り切り、第95回大会以来、8大会ぶりのベスト8へ駒を進めた。第2試合では高川学園(山口)と静岡学園(静岡)が対戦。3度目の全国制覇を狙う静岡学園は後半4分、カウンターから加藤佑基が先制点を奪う。後半さらに2点目を加点し、2-0で勝ち上がった。
駒沢陸上競技場で行われた第1試合では前回大会ベスト4の堀越(東京A)が6-1で松山北(愛媛)に圧勝。三鴨奏太が前半だけでハットトリックと躍動し、4ゴール2アシストの活躍を見せた。もう1試合では、前橋育英(群馬)と帝京大可児(岐阜)が対戦。前橋育英はエースのオノノジュ慶吏が前半6分、8分と立て続けに得点も、帝京大可児も負けじと反撃し、明石望来、加藤隆成のゴールで追い付いた。それでも前橋育英は後半36分、中村太一が決勝点を決めて接戦を制した。
フクダ電子アリーナの第1試合では、上田西(長野)が矢板中央(栃木)を2-0で撃破。前半11分に東風谷崇太が先制点を挙げると、後半21分には柳沢纏が加点。過去14度の選手権出場を誇る強豪校を退けた。もう1試合では、今大会優勝候補同士の流通経済大柏(千葉)と大津(熊本)が激突。U-18プレミア王者の大津を相手に、流済大柏は前半36分に山野春太が先制点を奪う。反撃に出たい大津は後半14分、セットプレーの流れからDF五嶋夏生が同点弾を奪うも、流済大柏は同28分に粕谷悠が勝ち越しゴールを奪い、強豪校対決を制した。
Uvanceとどろきスタジアムでの第1試合では、東海大相模(神奈川)が東北学院(宮城)に3-0で快勝。前半5分に小林晄也が先制点を奪うと、アディショナルタイムにはロングスローから加点。後半31分には辻将輝が加点し、初出場ながら8強へ進出した。第2試合では15年ぶり出場の帝京(東京B)と明秀日立(茨城)が対戦。スコアレスで迎えた後半早々、明秀日立が柴田健成のゴールで先制も帝京は後半29分、土屋裕豊が同点ゴールを決め、試合はPK戦へ。帝京は2人目が失敗したのに対し、明秀日立は5人全員が成功し、PKスコア5-4で制した。
1月4日に開催される準々決勝の対戦カードは、以下のとおり。
■準々決勝の対戦カード(1月4日)
静岡学園×東福岡(Uvanceとどろきスタジアム)
前橋育英×堀越(フクダ電子アリーナ)
流通経済大柏×上田西(フクダ電子アリーナ)
明秀日立×東海大相模(Uvanceとどろきスタジアム)