ハット達成FW高岡伶颯に「倍は取れた」 監督は“叱咤”…エースを鼓舞「僕はそういうジャッジ」

高岡伶颯が前半だけでハットトリック【写真:徳原隆元】
高岡伶颯が前半だけでハットトリック【写真:徳原隆元】

日章学園(宮崎)は西目(秋田)と対戦し6-1で快勝

 第103回全国高校サッカー選手権の1回戦に登場した日章学園(宮崎)は、千葉県のフクダ電子アリーナ第2試合で西目(秋田)と対戦した。プレミアリーグのサウサンプトンに内定している日章学園FW高岡伶颯は前半だけでハットトリックを達成したが、原啓太監督は「今日はもっとやれたし、倍の6点ぐらい取れたと思う」と言及している。

 高岡は今年の6月19日にサウサンプトン入りが発表され、超高校級タレントとして今大会の最注目選手として選手権に出場。西目戦では前半でハットトリックを達成し、さらに2アシストも記録するなど、6点奪ったチームの5点に関与する活躍を見せた。

 日章学園の原監督は高岡のキャプテンとしての姿勢について「選手もみんな信頼していますし、背中で見せれるキャプテンなので、素晴らしいなと思っている」と称賛。サウサンプトン加入後の変化は「練習でもより厳しい要求をスタッフからしているし、彼も素直で負けず嫌いで、今日も満足していないと思う。上を目指す姿勢がより出てきている」と明かした。

 さらにハットトリックをした決定力について「得点能力に関して彼は日本一だと思う」と称賛しつつも「今日はもっとやれたし、倍の6点ぐらい取れたと思う。僕はそういうジャッジなんで彼に対して。3点取ったからオッケーという形ではないので、彼にはそう伝えるつもりです」と、厳しいコメントを残しつつも監督なりに鼓舞しているように見えた。

 高岡は1年生、2年生時と期待を背負いながらもともに初戦敗退と苦い経験をしていたなか、最後の大会で鬼門を難なく突破した。注目が集まる中でも期待通りに結果を残した高岡は、2回戦で矢板中央相手にどこまで活躍するのか、今後の活躍から目が離せない。

(FOOTBALL ZONE編集部・小西優介 / Yusuke Konishi)



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