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オーバメヤンの“マスク問題”をドルトムント監督も非難 「明らかな利益相反行為だ」
オーバメヤンに罰金600万円を命じる
だが、ハンブルガーSV戦前の記者会見で、トゥヘル監督は態度を一変させていた。
「試合直後と我々は完全に異なる状況にある。なぜなら、我々は多くの情報を入手したからだ。クラブの代表が意見をすでに表明している。クラブレベルでの話し合いが行われる。どうなるかは分からない。試合での詳細と背景を見れば、あれは喝采すべきものではなく、クラブと選手の利益相反行為であることが明らかになった」
オーバメヤンのピッチ上でのナイキ社のプロモーションは、ドルトムントの契約スポンサーであるプーマ社を激怒させる結末となっている。同社は「我々は選手をこのような状況に追い込む競合他社に対して驚いている」という異例の声明を発表している。
ハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは「この振る舞いは大企業で価値のないものだ。このようなやり方で、ナイキの経済的な利益を強行させるようなことはありえない。我々のパートナーはプーマだ」と一刀両断し、オーバメヤンに5万ユーロ(約600万円)の罰金を命じた。今季24ゴールで、得点ランクトップタイに立つオーバメヤンは、ドルトムントの躍進に必要不可欠な存在となっている。「プーマ対ナイキ」という企業間紛争に発展しそうな情勢となるなど、“マスクマン”の波紋は今も広がりを見せている。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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