選手権で衝撃の大技! 前転→ロングスローで飛距離約50mに仰天…相手には重圧

高知が見せたハンドスプリングスローに反響【写真:徳原隆元】
高知が見せたハンドスプリングスローに反響【写真:徳原隆元】

高知MF西森吏玖が披露した衝撃の大技

 浦和駒場スタジアムにどよめきが起こった。12月29日に行われた第103回全国高校サッカー選手権の1回戦、高知(高知)のMF西森吏玖が前転からのロングスロー、いわゆるハンドスプリングスローを披露して場内を沸かせた。高校生が身体能力を存分に生かした衝撃の“大技”だった。

 専大北上(岩手)と対戦した高知の西森は前半4分、ハーフウェーラインから約10メートルの位置で得たスローインのボールに近づくと、助走を取って頭上に持ったボールを地面に叩いてその勢いで前転しながらロングスロー。ハンドスプリングスローと言われる技を見せてゴール前まで約45~50メートルを飛ばした。

 高知はよりゴールへの角度が横からになる敵陣深くからはFW門田翔平が通常の助走からロングスローを行いゴール前へボールを供給。そのこぼれ球からの流れで前半12分に主将のMF市原大羅が先制ゴールを決めた。

 前半28分にも再び西森がハンドスプリングスローを行うなど、二段構えのロングスロー戦略で専大北上にプレッシャーを掛け、2-0での勝利を手にした。

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