ベルギー代表DFがロシア地下鉄爆破事件にニアミス 「何かおかしいと気づいた時は…」

ゼニト所属のロンバールツに迫っていたテロの恐怖

 ロシアの強豪ゼニトでプレーするベルギー代表DFニコラス・ロンバールツは、3日にロシア第2の都市サンクトペテルブルクで発生した地下鉄爆破事件に巻き込まれる可能性があったようだ。スペイン紙「AS」が報じている。

 これまでに11人が死亡し、50人を超える負傷者が出たと伝えられている地下鉄爆破事件。2007年からサンクトペテルブルクを本拠地とするゼニトでプレーするベルギー代表DFロンバールツは、爆破のあった地下鉄の駅を普段から利用することがあったようだ。今回の爆発直後にも現場近くを通りかかっていたという。フットボーラーの身にも恐怖が押し迫っていた。

「よく知っている場所だよ。爆破のあった地下鉄と同じ電車が停まる駅に住んでいるんだ。地下鉄の駅が閉鎖され、何かおかしいと気づいた時は、妻と娘を迎えに行くところだったんだ」

 ロンバールツは道路の渋滞などを避ける目的で、地下鉄を利用することがあったという。一歩間違えば、今回の事件に巻き込まれていた可能性があったということだ。

 事件を受け、2014年から16年までゼニトを率いたアンドレ・ビラス=ボアス監督や、同じくかつてゼニトでプレーした元ブラジル代表FWフッキ(ともに現・上海上港)、ベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルらは自身のSNS上でサンクトペテルブルクの人々にエールを送っている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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