日本代表MFが「どれほど重要だったか」 新天地で躍動…古巣幹部が後悔「我々は気づいていた」
リーズMF田中碧に古巣デュッセルドルフのSDが言及
イングランド2部リーズ・ユナイテッドの日本代表MF田中碧は今夏の新加入ながら現在リーグ首位を走るチームの中心として不可欠な存在となっている。古巣であるドイツ2部デュッセルドルフのクラウス・アロフスSDは田中の退団を悔やんでいるようだ。
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デュッセルドルフは昨季リーグ戦3位でプレーオフに進出したものの、ボーフムに敗れあと一歩のところで1部昇格を逃した。今季は田中が移籍する前の開幕3試合は2勝1分とスタートダッシュを決めたが、そこから徐々に調子を落とし、17試合を終えた現在は7勝5分5敗で8位。直近10試合でわずか2勝(3分5敗)となっている。
苦戦が続くデュッセルドルフに対し、プレミアリーグ昇格に向けて首位を走るリーズ。田中を失ったチームと、新たに田中が加わったチームはそれぞれ対照的な状況となっている。
そうしたなかで、英メディア「Leeds United News」によれば、デュッセルドルフのアロフスSDがドイツ紙「Rheinische Post」で田中をはじめとした一部選手たちの退団について語っていたという。
「我々は気づいていたが、みんなは分かっていないかもしれない。我々にはどれほどの選手がいたのか。我々の安定という点で、(クリストフ・)ツォリスや(ヤニク・)エンゲルハルト、タナカがどれほど重要な選手だったか。特にアオ、彼はものすごく大きな存在だった。彼が中盤にいることで、我々は非常にバランスが取れていた。今のチームや他の選手はあのフォームにマッチすることができていないんだ。シーズンの序盤はうまくやれていて、補うことができたと思っていた。だが、残念ながらそれは続かなかった」
アロフスSDは中盤に安定感をもたらしていた田中の穴は埋めきれていないと感じているようだ。イングランド移籍後もすぐにリーズで主力選手になるなど、文字通りチームの中心として躍動する26歳の日本代表MFの退団はデュッセルドルフに大きな影響を与えていたようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)