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「強さを見せた」「尽力した」 スペイン紙とファンが移籍後初先発のテネリフェ柴崎を及第点評価
2列目左で初先発を果たした柴崎、地元紙でチーム4番目の評価
テネリフェのMF柴崎岳は現地時間2日に行われたリーガ・エスパニョーラ2部第32節オビエド戦にスペイン移籍後初となる先発出場を果たし、後半30分までプレーした。ゴール、アシストという結果こそ残せなかったものの、現地紙やファンからの評価は上々だった模様だ。
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柴崎は本職である中盤センターではなく、左サイド2列目の位置でキックオフの時を迎えた。ホセ・ルイス・マルティ監督が「より多くの時間帯でボールポゼッションをしたいと思っていた」と語った通り、柴崎のパスセンスと視野の広さを見込んでの起用となった。ただ、チームは前半17分にPKで先制した影響もあってか、ロングボールを多用する展開となった。
それでも柴崎に対しても各メディアは一定の評価を与えている。現地紙「エル・ドルサル」は柴崎に10点満点中、及第点の7点をつけて「彼にとって最初の先発は、クオリティーが輝く時もあった。主に左サイドでプレーし、プレーに関与しようと尽力した」と献身的な動きを評価。また「デポルプレス」では「縮こまることはなかったが、クオリティーを輝かせるには至らなかった。しかし試合の中で強さを見せられた」と、スペインのインテンシティーにも耐えうる力を持っているとした。
また「エル・ドルサル」では1-0で勝利した試合から、読者が選ぶマン・オブ・ザ・マッチの投票が行われている。無失点勝利に大きく貢献したDFアルベルトとGKダニ・フェルナンデス、決勝点PKを決めたMFアイトール・サンスに次ぐ4番目の評価を受けている。
柴崎本来の良さを活かす展開とはならなかったが、チームに対する献身的なプレーぶりは早くも認められつつあるようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images