レスター監督オファーを固辞したヒディンク氏 「私は正しかったね」発言の真意とは…

ラニエリ前監督解任を受けて、レスターが非公式に接触

 過去には韓国代表をワールドカップベスト4に導き、チェルシーではピンチヒッターとしてチームをタイトルに導いたフース・ヒディンク氏が、クラウディオ・ラニエリ前監督を解任した当時のレスター・シティに対して、就任の話を断っていた。英紙「サンデー・タイムズ」で明かしている。

 

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「厳密に言うとレスターとは直接話していない」

 こう語ったのはヒディング氏本人だ。レスターはラニエリ前監督解任後、このオランダ人指揮官に非公式に接触していたようだ。

「彼らは直接ではなく、間接的に尋ねてきた。だが、私はノーと言ったよ。彼らはラニエリ解任を決断したというなら、なぜナンバー2の男に声を掛けないんだ」

 ヒディンク氏は、アシスタントコーチから指揮官に昇格したクレイグ・シェイクスピア監督の就任を支持した。

「シェイクスピアはクラブを知っている。選手も知っている。なぜ彼らはそこに行かないんだ、何が起こるか見てみよう。私はそう言ったよ。嬉しいことに、私は正しかったね」

 ヒディンク監督はかつてシーズン途中にチェルシーの監督に緊急就任し、チームをFAカップ優勝に導いた。奇跡のリーグ優勝から一時降格圏目前まで沈んだレスターの立て直しを期待されたが、これは実現しなかった。一方のレスターはシェイクスピア監督就任後公式戦5連勝と監督交代により一気に加速した。

 ヒディンク監督は自身の見解の正しさに満足しているようだった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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