カメラも騙された…日本代表MFの絶品パス「拍手しかない」 小野伸二が仰天「何だ、今の」【24年厳選】

日本代表の久保建英【写真:徳原隆元】
日本代表の久保建英【写真:徳原隆元】

W杯最終予選で話題になった久保建英の妙技

 スペイン1部レアル・ソシエダに所属するMF久保建英は、今季ラ・リーガ17試合で3ゴールを挙げ、リーグ屈指のアタッカーとして存在感を放つ。2024年のサッカー界では数々の衝撃シーンがあったなか、日本代表としても輝きを放ってきた久保が、北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で観る者の度肝を抜く超ロングスルーパスを炸裂させた場面は、今季の好調ぶりを物語るプレーの1つでもあり記憶に新しい。元日本代表・小野伸二氏も「何なんだ、今のパスは」と驚愕したパスは、カメラも追い付けないほど意外性に富んだものだった。

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 久保の意表を突くパスがファンや解説者を驚かせた。今年9月10日に行われたW杯最終予選のバーレーン戦。アウェーで5-0と快勝した試合の後半40分、自陣でDF谷口彰悟からパスを受けると、センターサークル内からすかさず、前線へパスを送る。ボールは複数の敵味方の間をすり抜けて、およそ35メートル縦断してMF中村敬斗のもとへ。このワンプレーにカメラワークも一瞬追いつけなかった。

 スポーツチャンネル「DAZN」で解説した小野氏は「何なんだ、今のパスは」と仰天。この場面ではボールを持った位置が自陣寄りだったため、そこから前線へパスを通すイメージはほとんどの人がなかったはずだ。だが、久保の見ていた景色は違った。そのパスの軌道にファンからも「異次元」「カメラが全く追いつけてない」「秀逸なパスで拍手しかない」といった脱帽の声が続々。この試合では後半20分から途中出場となったが、限られた出場時間でもらしさを存分に見せつけるワンプレーは流石と言えた。

 今季、その卓越したプレーで評価を上げ、W杯最終予選でも活躍する久保を巡っては、イングランドやスペインの強豪クラブへの移籍話が海外メディア上でたびたび報じられ、今や移籍市場でも脚光を浴びる選手の1人となっている。名門FCバルセロナのカンテラ出身で、若い頃からその才能に期待が寄せられてきた久保も、来年6月には24歳に。プレーヤーとしてこの先のキャリアをどう迎えるかも注目されそうだ。

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