高校生“10番”に驚愕「うっま」 高速ダブルタッチ…超絶技術で注目「楽しみすぎる」
東海大相模のMF沖本陸のプレーに注目
第103回全国高校サッカー選手権大会が、12月28日に開幕を迎える。全国切符を懸け各都道府県で熱き予選が繰り広げられたなか、大会初出場を決めた神奈川県代表・東海大相模の背番号“10”が披露した高速ダブルタッチでのアシストが注目の的に。巧みな足技から得点をお膳立てし、選手権に向けてファンからは「楽しみすぎる」と熱視線が注がれた。
テクニックで魅せたのは、東海大相模のエース沖本陸だ。日本代表FW小川航基(NECナイメヘン)ら数多くのプロを輩出した大豆戸FC出身で、ドリブルと足もとの技術に優れた3年生タレントは、今夏のインターハイでも中心選手としてチームを牽引。そして冬の選手権予選では、横浜創英との決勝戦(2-0)で1ゴール1アシストと躍動し、同校の選手権初出場を手繰り寄せた。
そんな沖本が高い技術を発揮したのが、後半6分だった。相手ペナルティーエリア(PA)内でボールを受けると、右足のインサイドからアウトサイドへ舐めるようなダブルタッチで8番のMF小林晄也(3年)へパス。小林がダイレクトでネットに突き刺し追加点を奪った。“高速ダブルタッチ”には「うっま」「楽しみすぎる」「テクニシャン」といった賞賛の声も上がっており、全国の舞台でも注目の1人となっている。
前半37分の先制シーンでは、ゴール前へ送られた味方からのクロスに鋭く反応して、左足で得点。テクニックだけでなく、ここぞの決定力も光る東海大相模のエースは、選手権の舞台でもその勝負強さを活かしたプレーぶりに期待が懸かる。
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