“審判ブロック”で選手妨害? ブライトン監督は激怒「信じられない」…失点につながり抗議
英紙は判定を支持「ボールが当たった場合のみプレーを止めるルール」
イングランド1部ブライトンは12月15日、プレミアリーグ第16節でクリスタル・パレスと対戦し1-3の敗戦となった。日本代表MF三笘薫は前半に決定機を迎えるなどゴールに迫ったが得点にはつながらず。またこの試合で31歳ファビアン・ヒュルツェラー監督が主審への怒りを露わにした場面もあり話題を呼んでいる。
直近3試合で勝利のなかったブライトンは、ホームにクリスタル・パレスを迎えた。三笘は左ウイングでスタメン出場したなか、前半3分にFWジョアン・ペドロの美しい面パスを受け決定機を迎えるも相手GKディーン・ヘンダーソンに防がれている。
ブライトンが最初の失点を喫したのは前半27分。コーナーキックから奪われた1点だったが、この直前の判定にヒュルツェラー監督が「激怒」している。クリスタル・パレスの攻撃の起点となったシーン。ボールを受けたMFエベレチ・エゼへプレスをかけようとしたブライトンMFカルロス・バレバだったが、目の前に主審が「意図せず」ブロックする形となる。そのままプレスを回避したエゼのパスから、クリスタル・パレスが先制点を奪うコーナーキックを獲得した。
この場面について英紙「ガーディアン」は「信じられない判定だ」という指揮官の思いにも触れつつ「主審にボールが当たった場合のみプレーを止めるというルールがあるにもかかわらず、指揮官はプレーを静止しなかったことを批判した」と、アクシデントに近い主審との交錯シーンを報じた。
ブライトンは現在、直近の公式戦9試合で18失点。今季ホームの“無敗記録”も絶たれることになった。三笘含め悔しい敗戦を喫したブライトン。ドイツのザンクトパウリよりやってきた31歳の若き指揮官の初年度は、苦しい時期を迎えている。
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