大岩監督へ再オファー…JFAが続投背景を説明、五輪8強止まりも「高い評価があった」

宮本恒靖会長が大岩剛監督へのオファーについて話した【写真:河合 拓】
宮本恒靖会長が大岩剛監督へのオファーについて話した【写真:河合 拓】

ロサンゼルス五輪を目指す日本代表、大岩剛監督の就任会見を実施

 日本サッカー協会(JFA)は12月13日、2028年ロサンゼルス五輪を目指す世代の代表チームを率いる大岩剛監督の就任会見を行った。宮本恒靖会長は、「総合的に判断して、再度大岩さんにお願いするのがいいのではないかという考えに至った」として、その背景を説明した。

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 大岩監督は今年夏のパリ五輪を目指す代表チームを率いてアジア予選から本大会まで導いた。メダル獲得を目指したチームは準々決勝で優勝候補スペインに敗れたものの、各国3名まで認められる24歳以上のオーバーエイジ選手を起用せずにグループリーグを3連勝で突破するなど、チームの評価は高かった。

 宮本会長は大岩監督のパリ五輪までの歩みについて「2021年の就任からそれ以降の活動に対して技術委員を含め高い評価があった」として、再任と言えるオファーについて「残念ながら目標としていたところには届かなかったが、自分自身も近いところでチームを見て、色々なことを聞いて、総合的に判断して再度大岩さんにお願いするのがいいのではないかという考えに至った」と説明した。

 また、この世代の育成の重要性について宮本会長は「A代表が今非常に調子がいい、しっかりした結果を出してくれる。常に結果を出すためには下からの突き上げが必要。ロサンゼルス五輪のチームがメダルを目指すとともに、少しでも早く選手がA代表に食い込んでもらいたいと思っているところ」と話した。

 また、山本昌邦ナショナルチーム・ダイレクター(ND)も「強化の舞台でラージ100という、A代表の下のところの100人が強固で素晴らしいものであれば、というところのメンバーがちょうど、大岩監督の率いるチームになる。育成と勝利と難しい仕事のなかで、日本の未来を託せる監督だと思っている」と信頼を示した。

 さらに、「前回は(就任から)2年半でパリ五輪。今回はスタートから長い時間をかけてチームを託せるのも、このタイミングでの発表になった。引き続きになるがロス五輪に向けて、大岩監督のチームをサポートしていただけたら」と、4年間のサイクルほぼすべてを費やせることのメリットを話していた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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