日本代表23億円CB獲りへ、欧州名門クラブ熱視線 「フリー移籍避けなければ」…去就動向が過熱
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ボルシアMG板倉滉の去就動向に現地注目
ドイツ1部ボルシアMGの日本代表DF板倉滉は欧州のトップクラブからの関心が伝えられ、移籍市場で注目の存在となっている。そうしたなかで、ボルシアMGのスポーツディレクターを務めるロランド・ヴィルクス氏が板倉の去就について言及した。ドイツ誌「キッカー」が報じている。
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27歳の板倉は今季開幕からセンターバックのレギュラーとしてポジションを掴んでおり、昨季リーグワースト3位の失点数だった守備の立て直しに貢献している。
その活躍によって、移籍市場では注目の存在となっている。昨夏から板倉に関心を示すオランダ1部PSVは1500万ユーロ(約23億円)の移籍金に難色を示し断念も、今冬にも獲得に動くと報じられている。また、イタリアでは同1部の強豪ナポリも獲得を狙っていると報道されており、複数の名門クラブによる争奪戦となる可能性もある。
「キッカー」によれば、ボルシアMGは2026年までとなった板倉の契約延長を望んでおり、交渉は進行中だという。そして、チームの強化担当者であるヴィルクス氏は「我々は(契約延長のために)できることはすべてする。彼はこのチームにおける重要な選手だ」と板倉の慰留に力を注いでいると語っていた。
「我々は彼と話している。どのような結果になるかはまだ言えない。できる限りのことをしているが、それにも限界はある。我々は契約延長できると確信しているが、もしうまくいかなければ新しい板倉を探さなければならないだろう」
クラブは板倉の残留を望む一方で、板倉が移籍を決断した場合には後釜探しに動き出さなければならないようだ。ヴィルクス氏のコメントを受け、「キッカー」は「1つだけはっきりしていることは、もし板倉が新しい契約を結ばなかった場合は、再来年の夏にはチームを去るということだ。契約満了によるフリー移籍はなんとしても避けなければならない」と伝えていた。
チームの中核を担う板倉。現時点では今冬の移籍の可能性は低いと見られているが、夏には契約延長か移籍かの大きなターニングポイントを迎えることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)