古巣FC東京サポーターの前でGK権田が号泣、土下座、両手合わせ謝罪 試合では痛恨のミスも
溢れ出た古巣への感謝と謝罪
権田はFC東京の下部組織から2007年にトップチームに昇格。2016年1月にオーストリアのSVホルンへ期限付き移籍するまで、FC東京に9年間在籍した。15年夏にオーバートレーニング症候群を発症し、シーズン終了まで出場できない苦しい時期も経験している。もっとも、FC東京時代に代表の常連となるなど目覚ましい成長を遂げており、サッカー選手としてのベースを育んだ場所とも言える。
今年1月にはホルンを離れ欧州で新天地を探すべく、保有権を持っていたFC東京との合意の下で契約を解除。だが結果的に欧州クラブは見つからず、2月に鳥栖への加入が決まった。当時、権田は自身のツイッターで「サガン鳥栖と契約しました。海外移籍の為に契約解除をしてくれたFC東京に対し、日本でプレーする事になった申し訳ない気持ちは当然あります」と綴っている。
そうした経緯もあり、権田の中で感謝と謝罪の気持ちが一気に溢れ出たのだろう。権田は土下座という行為で自身の思いを伝えた。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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