古巣FC東京サポーターの前でGK権田が号泣、土下座、両手合わせ謝罪 試合では痛恨のミスも

FC東京対鳥栖は3-3ドロー GK権田は試合後に古巣サポーターに挨拶

 サガン鳥栖の元日本代表GK権田修一は、J1リーグ第5節の敵地FC東京戦で3-3と引き分けに終わった後、古巣FC東京サポーターが待つスタンドの前で号泣。地面に頭を伏せて土下座し、両手を合わせて謝罪するような行為を見せた。

 試合は開始早々に鳥栖のFWビクトル・イバルボが倒されてPKを獲得し、これをFW豊田陽平が冷静に沈めてアウェーの鳥栖が先制。その後は膠着状態が続いたが、後半25分にFC東京のFWピーター・ウタカが同点弾を決めると一気に試合が動き出す。

 後半31分にはゴールエリア内で宙に浮いたボールを処理しようと飛び出したGK権田がキャッチミスを犯し、これに反応したFC東京のMF橋本拳人が逆転弾。さらに後半41分には、FC東京MF阿部拓馬のロングパスに対して鳥栖DFキム・ミンヒョクとGK権田の連係ミスでボールが流れ、最後はウタカが無人のゴールに流し込みFC東京が3-1とリードを広げた。

 ところが後半43分、ゴール前の競り合いから鳥栖MF鎌田大地が追撃弾を叩き込むと、後半45分には豊田の落としから途中出場の鳥栖FWチョ・ドンゴンが劇的同点弾。鳥栖が驚異の粘りを見せ、最終的に3-3ドローで試合終了となった。

 2失点にミスで絡む形となったGK権田だが、試合後に古巣FC東京サポーターに挨拶するべく一人でスタンドに向かうと、感極まって目から涙が溢れ出た。スタンドに近づくにつれてサポーターからの温かい声援が聞こえたのだろうか。権田は徐々に感情を露わにし、人目をはばからずに号泣。そして両膝を地面につけ、サポーターも驚く土下座を見せた。

 

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