神戸がJ1連覇達成で2冠 黄金期到来…広島、町田との10年ぶり“三つ巴”の大混戦を制す
最終節にホームで湘南と対戦
J1のヴィッセル神戸は12月8日に行われたリーグ戦最終節で湘南ベルマーレを3-0で下して、連覇を達成した。勝利なら自力優勝が確定となるなか、FW宮代大聖らのゴールで快勝。天皇杯に続いて2冠目を獲得した。
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最終節前まで首位の神戸が勝ち点69、2位サンフレッチェ広島が68、3位FC町田ゼルビアが66と、最終節で三つ巴の戦いになるのは1シーズン制では2014年以来10年ぶり。と、最終盤までもつれ込んだ。神戸は前節のアウェー柏レイソル戦で、FW武藤嘉紀が終了間際に劇的同点弾を叩き込み、貴重な勝ち点1を獲得していた。
ホームに15位の湘南を迎え撃った一戦は、互いにボールを握る展開に。すると前半10分、神戸FW大迫勇也のスルーパスに抜け出した武藤が決定機を迎えるも、シュートを湘南GK上福元直人にセーブされた。さらに同17分にはセットプレーからFW宮代大聖がネットを揺らすも、オフサイド判定となった。
押し込む神戸は前半26分、右サイドからDF酒井高徳のクロスに武藤が頭で合わせると、上福元にセーブされるもこぼれ球を宮代が押し込んで先制に成功した。さらに同43分、MF広瀬陸斗の負傷により前半途中から入ったFW佐々木大樹が裏に抜け出し、最後は武藤が流し込み追加点を奪った。
後半も神戸が試合を優位に進めると同20分、ロングスローのこぼれ球を大迫が落とすと、MF扇原貴宏が左足を振り抜き、豪快にネットを揺らした。試合はそのまま終了。第35節に首位に浮上後、混戦となった優勝争いでラストまで守り切った。昨季に続きJ1連覇を達成。天皇杯に続いて、今季は2冠の獲得となり、神戸の黄金期に突入だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)