逆転残留には鳥栖戦での勝利が絶対条件だったが…

　ジュビロ磐田の通算4度目のJ2降格が決まった。12月8日、敵地・駅前不動産スタジアムで行われたJ1リーグ最終節で鳥栖に0-3で完敗。試合前の時点で16位だった柏レイソル、17位だったアルビレックス新潟の結果に関係なく降格決定。最終節で目指した奇跡の逆転残留はならなかった。

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　J1残留のためにはまず勝つしかなかった磐田。敵地のゴール裏をサックスブルーに染めたサポーターの後押しも実らなかった。前半16分、MF中原輝のパスに抜け出したFW富樫敬真にゴールを決められて先制点を献上。同30分にも中原のパスからFWマルセロ・ヒアンにネットを揺らされて2点目を失った。

　試合開始前の段階で18位だった磐田の勝ち点は38。16位の柏と17位の新潟の勝ち点は41で、磐田が逆転で残留を手にするためには、鳥栖に勝利したうえで、新潟か柏が敗れ、さらに得失点差で逆転しなければならなかったが、後半に入っても磐田は鳥栖のゴールネットを揺らすことはできず、同15分には自陣でのミスからマルセロ・ヒアンに決められ、さらに1失点。0-3で敗れてJ1残留はならなかった。

　最終節まで残留争いに巻き込まれた17位新潟はアウェーで浦和レッズと対戦。引き分け以上で自力での残留を勝ち取れる状況でキックオフしたなか、全体的に浦和がボールを持つ時間が長くなりながらも新潟は最終ラインが整理された状態で迎え撃ち、スコアレスドローで終了。新潟がJ1残留を勝ち取った。また16位の柏は、北海道コンサドーレ札幌にアウェーで0-1と敗れ、最終順位17位でシーズンを終えた。