清水との静岡ダービーで中村が今季初アシスト、全3得点に絡む活躍

　J1ジュビロ磐田の元日本代表MF中村俊輔が1日の清水エスパルス戦で今季初アシストを含むチームの全得点に絡む活躍で3-1勝利に大きく貢献した。「サポーターと勝利を分かち合えて良かった」と本拠地初勝利に安堵の表情を浮かべた。

　中村は前半6分、右サイド寄りのFKでDF森下俊のヘディングシュートを演出して移籍後初アシストを記録。同37分には左サイドからのFKで、今度はFWムサエフのゴールを導いた。後半3分には前線のFW川又堅碁へスルーパスを通してチャンスメーク。川又のラストパスからゴール前へ走り込んだMF川辺駿が冷静に決めるなど、中村の左足から3得点が生まれた。

　自身初となる“静岡ダービー”での勝利に、中村は「ホッとしてますね。こうやってサポーターと勝利を分かち合えて良かった」と語った。ダービー歴代3位となる4万491人を集めた熱戦での白星に笑顔を見せた。

　また、伝家の宝刀FKから2点を奪ったことについては「名波（浩監督）さんは、FKはキッカーが7割、中（の選手）が3割って言いますけど、今日は逆で中が良かった」と振り返っている。