俊輔が宝刀FKで磐田移籍後初アシストなど3点演出! 清水との静岡ダービーで3-1勝利の立役者に

スルーパスも炸裂! 黄金の左足は錆びず、リーグ2試合ぶり白星

 ジュビロ磐田の元日本代表MF中村俊輔は1日のJ1第5節・本拠地清水エスパルス戦に先発出場し、移籍後初アシストなど、得意のFKで2得点を演出。チームの全得点に絡む活躍で3-1勝利に大きく貢献した。自身初となる静岡ダービーを白星で飾り、チームは今季ホーム初勝利を挙げた。

 第3節の敵地大宮アルディージャ戦では“伝家の宝刀”直接FKで移籍後初ゴールを決めていた中村。この日も得意の左足で味方のゴールを次々に演出した。

 前半6分、磐田は中央やや右寄り、ゴールまで約35メートルの位置でFKを獲得。背番号10は相手GKの手前で急激に沈み込むクロスを供給すると、マーカーと競り合いながらDF森下俊が頭で押し込んだ。中村にとっては磐田移籍後、初アシストとなった。

 さらに同37分には左サイドからのFKで、再び中村のキックからチャンスを選出。このこぼれ球に反応したFWムサエフが左足の強烈なシュートで追加点を奪った。

 後半に入っても試合の主導権を握ったのは磐田だった。3分、中村のスルーパスを受けたFW川又堅碁がダイレクトではたくと、ゴール前へ走り込んだMF川辺駿が押し込んでリードを3点に広げた。一方の清水は、後半アディショナルタイムにFWチョン・テセが豪快なオーバーヘッドシュートを決めて一矢報いたが、3-1で試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

 司令塔中村の活躍も光り、清水のJ1復帰に伴い、4年ぶりに開催となった静岡ダービーはホームの磐田に軍配が上がった。磐田は勝ち点を7に伸ばす一方、清水は勝ち点6に留まった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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