美弾道弾は「スカウティング通り」 28歳MFが明かす真相…打った瞬間「時間がゆっくり」

末吉塁(写真中央)が仙台戦で先制ゴールを決めた【写真:徳原隆元】
末吉塁(写真中央)が仙台戦で先制ゴールを決めた【写真:徳原隆元】

岡山MF末吉塁は仙台戦で貴重な先制弾を決めた

 J2のファジアーノ岡山は12月7日に行われたJ1昇格プレーオフ(PO)決勝戦でベガルタ仙台と対戦し、2-0の勝利を収めてクラブ史上初のJ1昇格を果たした。貴重な先制点を奪った岡山MF末吉塁は、ゴールシーンについて「クロスを狙ってました」とラッキーなゴールだったと明かした。

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 岡山はリーグ戦を5位で終え、PO準決勝でモンテディオ山形に3-0の快勝を収めて決勝に駒を進めた。相手はリーグ6位の仙台だったなか、立ち上がりは互いにロングボールやクロスを多用し、様子見をしていた。しかし前半20分、相手ペナルティーエリア内でもつれると、FW木村太哉が粘って足を出しボールは末吉の下へ。末吉は右足を振り抜くと、ボールは弧を描いてゴールに吸い込まれ、相手GKは見送ることしかできなかった。

 末吉はこのシーンを振り返り、「クロスをファーサイドに蹴ろうと思って蹴ったら運良く入りました。ただ、スカウティング通りというか、チームの狙いとしてファーサイドを狙っていたので、上手く入ってくれました」と、シュートではなくクロスだったと言及している。

「ファーに狙ったクロスだったんですけど、軌道見たらゴールに入りそうな雰囲気があったので、あの瞬間は時間がゆっくりに感じました。入ってからはめちゃくちゃ嬉しくて、アドレナリンであんまり覚えてない。みんな僕が点取ると思ってなかったと思うし、みんなびっくりしてたと思う」と、入った瞬間を振り返った。また、「クロスが風に乗っただけで、ミスキックということではない?」と問われると、「まあ、そうですね…入ったということをしましょう(笑)」と、笑いを誘った。

 モンテディオ山形、ジェフユナイテッド千葉、そして昨季途中から活躍の場を岡山に移し、今季より完全移籍に移行した末吉。スピードを武器に初となるJ1の舞台でどこまで活躍するのか、28歳アタッカーに今後も注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部・小西優介 / Yusuke Konishi)



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