「安心して見ていた」 監督就任から3年…ようやく掴んだJ1初昇格「もう何も言うことがない。感無量」

J1昇格へ導いた木山隆之監督【写真:徳原隆元】
J1昇格へ導いた木山隆之監督【写真:徳原隆元】

岡山がクラブ史上初のJ1昇格決定

 J1昇格プレーオフ(PO)決勝戦が12月7日に行われ、ファジアーノ岡山とベガルタ仙台が対戦。2-0で勝利した岡山が悲願のJ1昇格を決めた。歓喜の瞬間を迎えた木山隆之監督は「もう何も言うことがない。感無量です」と言葉を紡いだ。

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 ホームの岡山はリーグ戦を5位で終えPO準決勝でモンテディオ山形に快勝(3-0)。対する仙台はリーグ戦を6位で終え、PO準決勝でV・ファーレン長崎相手に4-1と勝利し決勝に駒を進めていた。

 前半20分に岡山MF末吉塁が右足を振り抜くと、ふわりとしたボールはそのままゴール右隅に吸い込まれる。後半16分にMF本山遥が追加点を挙げ、4年ぶりのJ1昇格を目指した仙台を2-0のスコアで下した。

 木山監督は試合後に「ファンサポーターではなく、チームのすべてと努力し合って掴んだ。最高の気持ちです。試合始まった時から、何も恐れることなくプレーできていた。押し込まれる場面もあったが、前へ出てプレーできていた。安心して(試合を)見ていましたね」と、嬉しそうに語った。

「今日はもうすべて出し切ろうと選手たちと一緒に頑張りました。今頑張れているのは、創設時から頑張ってくれた人たちの歴史の積み重ねがあり、我々はその努力を受け継いでいる」

 岡山に来て3年目で掴んだJ1への切符。指揮官も充実感のある表情を見せた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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