日本代表の「引き留めは極めて難しい」 高評価も「夏に売却」の可能性…財政面の障害を現地指摘

ボルシアMGでプレーする板倉滉【写真:Getty Images】
ボルシアMGでプレーする板倉滉【写真:Getty Images】

板倉を現地メディア高評価も…来夏以降の残留は「難しい」

 ドイツ1部ボルシアMGの日本代表DF板倉滉はチームの守備の要として重要な存在となっている。他クラブからの関心も伝えられているなかで、ドイツメディアは来夏以降もクラブがこの日本代表DFとチームに引き留めておくのは難しいかもしれないと去就について報じた。

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 板倉は今季開幕からリーグ戦全12試合に先発出場。センターバックとして守備を支えている。その活躍により、オランダ1部PSVやイタリア1部ナポリなど強豪クラブへの移籍の噂も浮上している。

 ドイツメディア「WATSON」は「昨季、彼ら(ボルシアMG)はリーグワースト3位の67失点を喫したが、今季12試合は17失点とブンデスリーガのアベレージだ。そうなった理由の1つがディフェンスの真ん中で安定した板倉滉の存在だ」とチームの守備面での大きな向上の立役者として板倉の存在に触れ、その去就についても言及している。

 記事では、PSVは今冬にも獲得に動くと伝えられているのに対し、クラブは2026年まで契約を結ぶ板倉との契約延長を望んでいるとし、シーズン途中での移籍については否定的に捉えている。

 しかし、その一方で「400万ユーロ(約6億3500万円)と言われる板倉の年俸を引き上げなければならない事実が、この日本人選手の残留を難しくしている」と財政面での問題もあることから、「板倉が移籍を決断した場合は、移籍金を逃さないためにも、夏に売却されることになるだろう」とも。今季いっぱいはボルシアMGに残ることになったとしても、来夏の移籍市場においては「板倉の引き留めは極めて難しいだろう」と指摘されていた。

 ドイツで守備の要として活躍する板倉。このままのパフォーマンスを続ければ、夏のマーケットでも注目を集めることになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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