五輪期間中に「めっちゃキレられた」 元代表DFが香川真司と“結託”した企み「嫌すぎて」
安田理大氏が北京五輪の部屋割り裏話について回顧
元日本代表DF安田理大氏が、スポーツチャンネル「DAZN」の「内田篤人のFootball Time」に出演した。安田氏は、2008年に行われた北京オリンピック(五輪)で起こった“変更”の裏話を明かした。
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サッカーの五輪代表は、3人のオーバーエイジ枠を起用できるが、基本的には23歳以下の選手たちで構成される。反町康治監督(現清水エスパルスGM)が率いた北京五輪の日本代表はオーバーエイジ枠を起用せずに大会に臨んだ。結果は3戦全敗と過去最低の成績に終わったが、この時の選手は安田氏、この番組のホストを務めるDF内田篤人氏をはじめ、GK西川周作、DF長友佑都、DF森重真人、DF吉田麻也、MF本田圭佑、MF香川真司、FW岡崎慎司と、極めて多くの選手が後にA代表でも中心選手となっていった。
この大会を戦うチームの宿舎は2人部屋だったという。安田氏は大会期間中、今季限りでの現役引退を発表したFW森本貴幸と同部屋だったことを明かし、「マジで嫌すぎて。アイツ、めちゃくちゃなんですよ」と当時を振り返って苦笑した。
「集合時間からシャワーを浴びだしたり、オリンピックって練習の際に着ていく服とかが決まっているのに、いきなり(自分の個人スポンサーの)ナイキの帽子を被ったり(笑)、水回りもめっちゃ汚いんです。それでマジで嫌すぎて『アイツとは、もう無理』みたいな話をしていたら、ちょうど向かいの部屋が香川真司と長友佑都だったんですが、真司が『佑都、マジ無理。飲みかけの水(が入ったボトル)、何本あんねん』みたいなことを話していたんです」と、たまたま向かい合った部屋に、チームに決められた同じ部屋のパートナーに不満を持つ者がそろったことを明かした。
そして、「それで『じゃあ、変わろうや』となって、真司と俺が同じ部屋になって、森本を長友の部屋に送り込みました」と、『安田-森本』『香川-長友』で組まれていた部屋割を『安田-香川』『森本-長友』に変更したことを明かした。
同じ大会に出ていた内田氏は、このことを知らなかった様子で「へー」と驚くなか、安田氏は「勝手に部屋を代わって、代表スタッフにはめっちゃキレられました」と、16年前のエピソードを振り返った。
(FOOTBALL ZONE編集部)