興梠&宇賀神が最終節メンバー入りへ 現役ラストマッチに浦和監督が言及「問題がなければ」
スコルジャ監督が定例会見「メディカル的な問題がなければメンバー入りさせたい」
浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、12月6日に定例のオンライン会見に出席した。12月8日のJ1リーグ最終節、アルビレックス新潟戦が現役ラストゲームになるFW興梠慎三とDF宇賀神友弥について「メディカル的な問題がなければ、慎三もウガ(宇賀神)もメンバー入りさせたい」と、起用予定であることを明らかにした。
【PR】ABEMA de DAZN、明治安田J1リーグの試合を毎節2試合無料生中継!
興梠は2013年に鹿島アントラーズから移籍加入し、長年浦和のエースとして活躍。クラブ史上の最多ゴール記録を更新し、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では2回の優勝に貢献して日本人最多ゴール記録も保持している。また、宇賀神は浦和ユース出身で流通経済大を経て10年にトップチームへ正式加入。大学経由のトップ加入はクラブ史上初の例となり、左サイドで稀有なバランス感覚も発揮しながらレギュラーを確保。18年の天皇杯では決勝で鮮やかなボレーシュート決めチームにタイトルをもたらした。
最終節の相手がJ1残留争いの渦中にあり、敗戦すれば現実的な降格の危機に瀕する新潟とあってスコルジャ監督は「J1ではどの試合も難しいが、最終節で残留争いをしているチームと試合をするとなれば、我々のモチベーションのレベルが最高でなければならないだろう」と話す。一方で「満員のホームでプレーをすることになるし、慎三やウガにとっても最後になるから、高いモチベーションで臨んでくれるだろう」と、今季限りでの現役引退を表明している2人の存在、すでに予定枚数の販売が終了して超満員が見込まれる埼玉スタジアムの環境について触れた。
興梠は11月30日の前節アビスパ福岡戦に途中出場し、約5か月ぶりの公式戦でプレーした。また、宇賀神は今季の出場が6月30日のジュビロ磐田戦で試合終了間際に途中出場したのみであり、出場機会からは離れている。
スコルジャ監督は「もちろん、この試合は慎三やウガにとって非常に大事な試合であり、そこは尊重したい。クラブ全体、サポーターの方々にとってもビッグイベントだと思っている。でも、我々の第一目標はこの試合に勝つことだ。メディカル的な問題がなければ、慎三もウガもメンバー入りさせたい」と、起用の予定を明らかにした。
福岡戦の時点から来季を見据えた起用もしていると明らかにしているスコルジャ監督だけに、この新潟戦でも「前節とはまた少しメンバーが変わる。ただ、前節から継続してやりたいこともある」と試行錯誤があることを示唆したが、浦和を支え続けた2人のベテランが現役最後のピッチに立つ瞬間とそのプレーが注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)