本拠地最終戦を終えて場内を一周した青山を待ち構えていたのは…

　異例の光景が広がった。サンフレッチェ広島の元日本代表MF青山敏弘、MF柏好文が12月5日、ホームでのAFCチャンピオンズリーグ2（ACL2）の東方戦にスタメン出場。今季で引退する青山が同点ゴールを決めるなど、チームの4-1の逆転勝利に貢献すると、試合後には相手の東方イレブンから求められて記念撮影に応じた。ファンも「縁もゆかりもない海外チームの選手たちから集合写真を頼まれる選手を私は初めて見たな」と驚くシーンだった。

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　1点ビハインドの前半36分、DF志知孝明のミドルシュートのこぼれ球を押し込んでネットを揺らした青山。そこから広島はFWゴンサロ・パシエンシア、MF中島洋太朗、FWピエロス・ソティリウが立て続けにゴールを決めて、終わってみれば4-1と圧勝した。

　今季で引退する青山、契約満了で退団する柏にとって、ホームで戦う最後の試合。青山は試合後にスタジアムを一周し、サポーターのチャントを一身に浴びると、その後に珍しい光景が……。待ち構えていた相手の東方の選手たちに求められて、記念撮影に応じたのだ。本拠地のサポーターとの別れを惜しむような時間にファンは「泣くんだけど」「最高の時間」と感涙。逆転でのリーグ優勝がかかる8日の敵地ガンバ大阪に向けて「泣いた　絶対優勝しよう」との声もあがった。