チェイス・アンリの評価が急上昇、独1部での飛躍に現地太鼓判

　ドイツ1部のシュツットガルトに所属するU-20日本代表DFチェイス・アンリの評価が急上昇しつつある。セカンドチームから今季トップ昇格し、主力の座へ接近。20歳のセンターバックの成長ぶりは目を見張るものがあり、ドイツメディアも「シュツットガルトで最大のサプライズだ」と驚きを持って伝えている。

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　188センチの長身を持つアンリは2022年に福島・尚志高を卒業し、Jリーグを経由せず、シュツットガルトへ入団。セカンドチームで2シーズン研鑽を積んだ。今季からトップ昇格し、8月のブンデスリーガ開幕戦でデビューしてからおよそ3か月半、20歳タレントの株は徐々に高まっている。

　今季公式戦で継続的に出番を掴むなか、12月3日のDFBポカール3回戦・レーゲンスブルク（2部）戦では待望のトップチーム初ゴールをマーク。守備面での安定感はもちろん、攻撃面でもパス成功率93％という高数値を叩き出したパフォーマンスを受け、MFアンジェロ・シュティラーも「ここ数か月でよく成長したことが分かる」と賛辞を送った。

　現地メディアもトップデビューからの成長ぶりに熱視線。「ZVW」は「おそらくこれまでのところシュツットガルトで最大のサプライズだ。シーズン前にこの日本人選手がこれほど成長するとは、中立的な立場の者なら予想外だっただろう。特にこれほど短期間で」と伝え、驚きを隠せない。

　今季公式戦ではここまで18試合に出場し、1ゴール1アシストを記録。UEFAチャンピオンズリーグにも4試合に出場するなど経験を積むなか、記事では「シュツットガルトにとって重要な選手になる可能性があり、すでにそうなっている」とその才能を踏まえ、さらなる飛躍へ太鼓判を押している。