欧州25歳日本人、今冬の退団確実視 8700万円買取り条項付帯も「獲得するつもりはない」

ディナモ・ザグレブの荻原拓也【写真:Getty Images】
ディナモ・ザグレブの荻原拓也【写真:Getty Images】

浦和からディナモ・ザグレブへ期限付き加入の荻原拓也の去就に現地言及

 クロアチア1部ディナモ・ザグレブに所属するDF荻原拓也は浦和レッズからの期限付き移籍の満了が来年1月に迫っている。クロアチアメディア「Index sport」では、「ディナモでのエピソードを終えたのは確実だ」として、完全移籍に移行しない見通しを報じた。

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 25歳の荻原は浦和の下部組織から18年にトップ昇格し、アルビレックス新潟や京都サンガF.C.への期限付き移籍も経験して昨季は浦和で公式戦41試合にプレー。年末にはクラブ・ワールドカップ(W杯)にも出場し、今年1月12日から来年1月20日まで約1年間の期限付きでザグレブに移籍加入した。

 今季に入り9月18日にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で名門バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)戦でゴールするなど3試合に出場したが、リーグ戦ではベンチスタートが多く6試合の出場だった。そして、12月3日の練習中に足首を負傷して約3週間の離脱が見込まれているという。

 その状況についてレポートでは「ディナモでのエピソードを終えたのは確実だ」として「今年1月にレンタルで加入した彼を、日本の浦和から獲得するつもりはない。ディナモは1年間のレンタルで15万ユーロ(約2400万円)を支払い、55万ユーロ(約8700万円)のオプションで買い取り条項が付帯しているが、この条項は発動されない」と、契約条件に触れつつ退団を確実視した。

 浦和では、昨季に冬の移籍市場の時期から1年間の期限付き移籍でベルギーに渡ったMF松尾佑介が完全移籍に向けた条件に合意せず、浦和に復帰して今季プレーした。このまま期限付き移籍期間が満了すれば、荻原も同様に浦和への復帰が自然なルートになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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