今季低迷のJ1監督2人が退任決定、元日本代表“黄金世代”は現役引退…最新の去就動向
札幌のペトロヴィッチ監督、柏の井原監督が退任
Jリーグ各クラブは12月4日、来季に向けた契約動向を発表した。北海道コンサドーレ札幌はミハイロ・ペトロヴィッチ監督、柏レイソルでは井原正巳監督の今季限りでの退任が決まった。
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ペトロヴィッチ監督は2006年の初来日後、サンフレッチェ広島、浦和レッズ、札幌の3クラブを指揮。Jリーグでは史上最長の19年指揮を執った。
就任7年目となった今季の札幌では、8勝10分19敗の成績で19位に低迷し、最終節を残して来季J2降格が決定。1日の広島戦後、退任の意向を表明していたなかで、正式に去就が決まった。
井原監督は昨年5月にヘッドコーチから昇格する形で監督に就任。昨季は最終順位17位、今季も残り1試合で降格圏と勝ち点3差の16位と、2年連続で残留争いを強いられた。
一方、J2のV・ファーレン長崎は、下平隆宏監督と2025シーズンの契約を更新。今季から指揮を執ったなかで、最終順位3位でJ1昇格プレーオフ(PO)へ導いた。POでは準決勝でベガルタ仙台に敗れ、来季昇格を逃したものの現体制の継続が決まった。
そのほか、元日本代表MF稲本潤一(南葛SC)が現役引退を発表。79年生まれの黄金世代として小野伸二氏や高原直泰氏らとともに年代別代表やA代表の主力として活躍し、2002年日韓ワールドカップでは、ベルギー戦、ロシア戦でゴールを決め、ベスト16進出に貢献した。
2001年以降、プレミアリーグの強豪アーセナルやフルハムなどに所属し、海外クラブでも鮮烈なインパクトを残した稲本は、10年に川崎フロンターレへ移籍し国内復帰。北海道コンサドーレ札幌、SC相模原を経て、22年から南葛SCに所属していたなか、45歳で現役キャリアに幕を閉じた。
(FOOTBALL ZONE編集部)