「最高の模範的なプロ」から「最も痛ましい退団」へ 伊紙が本田のミラン3年半を総括
ガゼッタ紙が「何たる転落劇」と特集
ACミランの日本代表FW本田圭佑は今季ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の信頼を手にできず、先発試合はわずか1試合とキャリアの危機に立たされている。4月2日の敵地ペスカーラ戦ではリーグ戦20試合連続の先発落ちが予想されている中、イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は背番号10の苦境を特集。「何たる転落劇」「最も痛ましい退団となる」とレポートしている。
「本田、何たる転落劇 メンバーでビリ」寂しい見出しで本田のミラン人生を振り返ったのはガゼッタ紙だった。
「サムライはもはや魂だけとなった。もうすでに刀はさやに休ませている。最後に刀が引き出されたのはイタリア杯ユベントス戦の120秒。1月末から14試合2分間。今は11試合止まったまま。今シーズンは出場96分という破滅的な状態。最高の期待がかかってやって来たはずの選手が転落の軌跡を描いた。最も痛ましい退団となる」と記事ではレポート。ミラン史上最も痛々しい退団劇になるという。
「サムライ」と呼ばれることもあった本田の刀がミラノで抜かれることはないという。魂のみの存在となり、今季終了後にミランを去ることになると報じている。だが、ミランのキャリアの出だしは華々しいものだった。