J1優勝争いが熾烈 広島がJ2降格・札幌に勝利で2位浮上…最終節でのV条件は?

広島が本拠地ラスト試合で勝利して2位に浮上【写真:Getty Images】
広島が本拠地ラスト試合で勝利して2位に浮上【写真:Getty Images】

敗れればV逸の一戦で大勝…青山の花道飾る

 サンフレッチェ広島は12月1日、J1リーグ第37節で前日11月30日にJ2降格が決まった北海道コンサドーレ札幌と対戦し、5-1で勝利を収めた。負ければ優勝を逃すという大一番で、4試合ぶりの白星。2位に浮上し、優勝戦線に生き残った。

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 ワンクラブマン、レジェンドの元日本代表MF青山敏弘にとってホームのラストマッチ。満員のエディオンピースウイングで先手をとったのは広島だった。前半8分、MF東俊希が左サイドから針の穴に通すようなピンポイントのロングパスを逆サイドへ。FW加藤陸次樹が丁寧に流し込んで先制に成功した。

 だが、札幌も反撃する。同42分、FW鈴木武蔵のゴールで同点とし、試合を振り出しに戻した。

 それでも、この日の東は止まらない。前半アディショナルタイムに右サイドでフリーキック(FK)を獲得。このロングFKを直接沈めて勝ち越した。さらに後半にはPKで1点追加。さらにでFWピエロス・ソティリウが2ゴールでダメを押した。

 後半37分からはMF川辺駿に変わって今季限りで引退する青山が投入された。ゴール裏から大チャントが響くなかで、最後のホームピッチを駆け回った。

 2位に浮上した広島は勝ち点69の首位ヴィッセル神戸と同1差につけ、最終節はガンバ大阪と対戦する。G大阪戦は、湘南ベルマーレと戦う神戸が敗れれば、得失点差で上回るため引き分けでも優勝の可能性が残ることとなった。また、V争いにはFC町田ゼルビアも残っており、神戸と同3差の66。勝利が絶対条件で、最終節までもつれた三つ巴の戦いとなる。

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