J2降格決定の札幌、ミシャ監督が今季限りでの退任明言「95%監督としてのキャリアを終える」

ペトロヴィッチ監督が退任を明言【写真:徳原隆元】
ペトロヴィッチ監督が退任を明言【写真:徳原隆元】

前日のJ2降格が決定した札幌は広島に敗れた

 北海道コンサドーレ札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督が今シーズン限りでの退任を明言した。12月1日にJ1リーグ第37節が行われ、札幌はサンフレッチェ広島に1-5で敗れた。また、前日の11月30日には柏レイソルがヴィッセル神戸と引き分けたことでJ2降格が決定。試合後の会見で「95%監督としてのキャリアを終える」と話した。

【PR】ABEMA de DAZN、明治安田J1リーグの試合を毎節2試合無料生中継!

 ペトロヴィッチ監督は2006年途中に広島の監督として来日。2012年からは浦和レッズを率い、2016年にはルヴァンカップ優勝に導いた。2017年途中に浦和を契約解除になると、2018年に札幌の監督に就任。同年のリーグ戦ではクラブ史上最高となる4位、2019年にはルヴァンカップで準優勝と黄金期を築いた。

「私自身は3つのクラブでいろんな仕事をしましたけど、どのクラブでも若い選手を育てたという自負もあります」。日本で広島、浦和、札幌を率いてきた自身のキャリアを、ペトロヴィッチ監督は振り返る。

 しかし、今季は開幕2戦目から5連敗を喫するなど低調なスタート。5月からは8連敗と流れに乗れないまま、22節を終えた時点で勝ち点11と最下位に沈んだ。DF大﨑玲央、DFパク・ミンギュらの加入で後半戦は立て直しに成功したものの、2試合を残して残留圏の柏と勝ち点7差となり、逆転の可能性が消滅した。

 広島戦後の会見で口を開いたペトロヴィッチ監督は自身の進退について「札幌を率いるのがないっていうのは確定していて、そのなかで95%は私自身もキャリアを終えるかもしれない」とコメント。札幌の指揮官を今季限りで退くことを明言したうえで、自身の今後にも言及した。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング