山田大記が引退を決断した訳 メンタル面も影響…失った”若い時の感覚”「個人で勝てなくなった」
FC東京戦後に引退セレモニー、会見を実施
ジュビロ磐田は11月30日、J1リーグ第37節でFC東京と対戦し2-1で大逆転の勝利を収めた。今節での降格は決まらず最終節の結果次第となったなか、試合後には今季限りで引退をする磐田MF山田大記が引退を決断した理由を明かした。
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現在35歳の山田は、小学、中学年代で磐田の下部組織に在籍。その後、藤枝東高校、明治大学を経て、2011年に磐田へ加入した。1年目から背番号10を背負い、リーグ戦29試合5ゴールを記録。14年にチームがJ2を降格すると、同年夏に山田の強い希望により海外移籍を決断した。
ドイツ2部のカールスルーエSCで3シーズンプレーするも、15-16シーズンにチームは3部へ降格。山田も出番が減っていたこともあり退団。そして4年ぶりに磐田へ復帰となった。復帰4年目には再び背番号10をつけると、翌シーズンにはリーグ戦2桁得点を記録し、J1昇格に貢献した。今季はここまで出番が限られていたなか、11月26日に今季限りでの引退を発表した。
FC東京戦後には引退会見が行われたが、引退を考えたのは「10日ぐらい前ですね」と触れ、理由について「まずは個人で相手に勝てないところですね。ボールを持った時に取られる気がすると感じるようになった。身体を当てられた時に、切り返すなどのフィジカル状態ではなかったし、若い時の感覚がなくなっていた。練習でもそれは感じていました」と、体のキレやそこから来るメンタル面なども影響したと明かしている。
(FOOTBALL ZONE編集部・小西優介 / Yusuke Konishi)
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