VAR覆り弾、大逆転PK獲得 終盤にドラマ…J1優勝&残留争い占った“判定”

大迫勇也がPK失敗も、終盤に執念のゴール【写真:徳原隆元】
大迫勇也がPK失敗も、終盤に執念のゴール【写真:徳原隆元】

最終節では優勝&残り1クラブの降格が決まる

 J1リーグは11月30日、各地で第37節が行われた。大混戦の優勝争い、熾烈な残留争いでドラマが待っていた。首位のヴィッセル神戸は柏レイソルと劇的なドロー決着、勝利しか残留へ望みがなかったジュビロ磐田も終盤に大逆転勝利を収めた。試合終盤にはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入があり“判定”が順位決定を占うこととなった。

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 神戸は柏に先制を許すも後半43分にFW武藤嘉紀がペナルティーエリア内で倒される。主審はオン・フィールド・レビュー(OFR)を実施しPK獲得を獲得したが、キッカーのFW大迫勇也がこれを外す。しかし、ここから神戸が執念を見せる。アディショナルタイム(AT)10分にFW武藤嘉紀がゴール前の混戦から押し込んだ。これは一時オフサイド判定となるが再びVARの介入を経てゴールへ判定が覆り、劇的なドローに持ち込んだ。一方の柏は5試合連続のATに失点することとなった。

 優勝争いだけではない。残留争いでも衝撃の展開が起きた。勝利と他会場の結果で残留への望みがつながる磐田はFC東京を迎え撃ったが、先制を許してしまう。降格へ絶体絶命のピンチで、相手は1人少ないなかで同35分にFKから磐田FWマテウス・ペイショットが合わせて同点に追い付いた。さらに勢いそのまま、同39分にMF藤川虎太朗のシュートをDF中村帆高がハンド。これはライン上に見える微妙な判定で主審はOFRを実施。PK判定となり、キッカーのMF山田大記が決め切って大逆転勝利をつかみ取った。

 神戸の優勝争いは持ち越し。磐田もJ1残留へ望みをつなぎ、白熱の最終節を迎える。

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